オヤジの心に火を付ける
ヨットを初めて、かれこれ20年
私が乗るヨットはディンギー
エンジンが付いていないシンプルで
小型のヨット
エンジンが付いているヨットは、
クルザー級と言って、
ラグシュアリーだ。
ディンギーは、オリンピック種目にもあり
スポーツ色の強いヨット
勿論、ひっくり返る。
そもそも、エンジンが付いていれば
どの方向にでも走れるが
風の力だけで走るヨットの場合
追い風、後ろから風が来ていれば
風に押されて動くのは想像つくが
目的地ヨットハーバーが、風上にあった場合
風に押される出港は出来ても真正面から風が吹く入港は
どうなるのと思われる方が多いと思います。
勿論、真正面からの風に向かってはヨットは動きません
しかし、風を真正面に受けて左右40~45度の斜めの方向には
走れるのです。
実は、後ろから風に押されて走ると船が不安定で
思わぬ横転があります。
しかし、風向に逆らい走れるぎりぎりの角度で走ると
風の抵抗でヨットは傾きます。
それを反対側に座りバランスを取りながら
ぎりぎりの方向を探り駆け上がる感覚は、
ヨットの醍醐味
世の中は、長い物に巻かれろ、流れに身を任せる
などと表現されますが、何かにゆだねる時は、不安定
しかし抵抗に逆らいそれを最大限に利用して
その抵抗を技術と経験で力に変えると
以外に安定する。
あんだかオヤジの小さな抵抗、意地の様な
胸がスキットする。
オヤジにとっては、逆風に逆らって走る快感が
止められない。
いずれ、クルザー級に乗り
優雅に夏を満喫してみたいのもです。
料理人店主 おさむ